代々続く茶農家で1977年から農薬も化学肥料も使わない栽培のお茶をつくっています。
「昔ながら」の農法を継承し続けており、今で言う「環境循環型農法」「持続型農法」「自然農法」を地元の自然環境に適応させて土を耕しています。
具体的には、茶園周囲の草や灌木を茶園に敷き込んで土壌を豊富な有機物でフカフカにして、保水・保肥・地温保持・土壌流出防止・根の保護・土壌菌の活性化などを促しています。
茶の木を育てるというより、健康に育つ自然環境を整える為に手を添えている感覚です。
肥料は、菜の花エコプロジェクトの淡路島洲本市産の菜種圧搾油粕を使っていて、地域環境循環に参加させていただいております。魚粉は愛知県、ケイフンは三重県産です。
何十種類も許可農薬のある有機JAS認証よりも厳しい基準で栽培していますので、認証は取りません。是非、当地を訪問され、ご自身の目で手で感覚で確認してください。

「毒ガス兵器の平和利用」と農薬を評した祖父は軍需工場・戦地帰り。複合汚染問題が取り沙汰された１９７０年代に子育てしていた両親は、簡単便利と農協や国が推進していた農薬利用を疑問視していました。脱サラして農作業に従事しはじめた父の体調不良が農薬に起因するモノと判ったとき、祖父の談が母が農薬を使わない決め手になったといいます。
化学肥料も使っているとたった７年ほどで土壌の有機物が痩せていくことを実感してやめました。
近年、山野が管理されずに荒野となり、自然災害の要因となるに至っています。先祖・祖父・両親の思いと経験と実践は、人間が住む環境を保持するのに適した方法だったと再確認した私：純一が、小さいながらも生き証人として日本農業の歴史と文化、それに従属する本来の農産物の味と香りをお届けしたいと日々精進しています。国連の「家族農業の１０年」宣言を追い風に、１００年・１０００年と受け継がれていける農業を試行錯誤しながら続けています。

昔ながらの風味を理解して納得していただける・望んでいる方々とのお取引をお願いします。
基本的に小袋100g１個から対応していますので、送料は別途必要ですが、小売り用（少量袋）・飲食店用（業務用大容量）ご希望の様式を相談してご用意致します。

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