ひろば

farmO公式

0

オーガニックライフスタイルEXPOと次代の農産物物流の可能性

オーガニックライフスタイルEXPOと次代の農産物物流の可能性

こんにちは。ファーモ事務局の片山です。
9/22(土)と23(日)と、今年で3回目のオーガニックライフスタイルEXPOに参加してきました。
東京で土日開催ということで一般消費者の方が多く、とてもにぎわっていて、オーガニックの未来の明るさを感じています。
ブースも、野菜だけではなくアニマルウェルフェアネスから、コスメやファッション、さらには家(!)まであって、衣食住まで広くオーガニックの裾野が広がっていることがわかります。

ファーモを開発している次代の農と食をつくる会では、ファーモの案内のほか、マイファームさんの農業学校や、有機農業の日のフォトコンテストなどの紹介をするブースをだし、ユーザの方や多くの方々とお話しすることができました。

いろんなおもしろい取り組みをしているブースや、セミナーがありましたが、「先行事例から考える次代の農産物物流の可能性」というタイトルで静岡のやさいバスの佐々木さんと京都オーガニックアクションに取り組む伊賀ベジタブルファームのへんこ村山さん、次代の会の代表で神奈川の農楽千葉さんのセミナーセッションがおもしろかったので簡単に紹介いたします。

◆やさいバスさん
やさいバスさんは慣行の野菜をメインにはしていますが、静岡でかなり開かれた物流を構築しています。
バスという名前のとおり、2つのルートを走る便が、週6日、1日1週ぐるりと走っていて、各「停留所」で野菜を受け取ったり、おいていったり、また別ルート便に乗せ換えているそうです。

そして、これは驚いたのですが、手数料は11%とかなり安く、さらにそのなかで野菜の品質トラブルなどに対する保険ももっているとのこと。
最初は赤字をだしていたのを、3年かけてオペレーションと仕組みを整えて定着させているのはほんとうに尊敬します。

また、停留所は、農家さんの出荷場だったり、まちの飲食店の軒先だったり新聞配達店だったりといろんなひとが協力している、というのもおもしろく、さらに、そのやさいが集まる場所というのを活かして新しいビジネスがはじまっているのは、物流を起点にコミュニティがオーガニックに動いているようでとても素敵でした。

これから、長野でもはじめていくそうなので楽しみです。

◆京都オーガニックアクション
いっぽう京都では、オーガニックをメインにしている共同物流の取り組みがはじまっています。
その前に、一点、ファーモもこの取り組みにはかかわっていて、これからの文章は客観的なものではないことご了承ください・・・!

縦に長い京都を、日本海側の京丹後や舞鶴から各地で野菜をピックアップして京都市内まで運んでいく仕組み。
そこから八百屋に納品したり、流通会社はまとめて東京の飲食店に送るなどしています。もともとは、生産者が個別に配達したり、八百屋が個別に集荷したりといった物流が重複していたのを、共同で走らせはじめたのです。
京都オーガニックアクションでは、物流便だけではなく、生産技術や流通に関する勉強会、バイヤー同士が手の内を明かして融通しあうバイヤー会議などもおこなわれています。
130名超の生産者や流通業者が集まる合宿もあり、農産物データを共有し、長期的な動きにつなげようとしています。

ここで興味深いのは、物流を契機として、コミュニティ、地域のつながりがうまれつつあることです。
これってとってもオーガニックだな、と思っています。

また、共同物流を走らせていくためには、それとリンクする受発注の仕組みが欠かせないこと。
現在は、伊賀ベジタブルファームさんの開発したGoogleスプレッドシートにアプリを構築しているパイロット版を運用していて、さらに機能と運用性を改善していくためにファーモで発展的に取り組んでいこうと開発中です。

◆ディスカッション
次代の会代表の千葉さんや会場からの質問をもとにした議論もまた熱がありました。
とくに、注文のない余剰分を販売していく力や、オーガニックの、少量多品目になるなかで物流コストを安定させるために、物量をどう確保していくか。まだ乗り越えていく課題も多いですが、これからの時代、物流はますます重要で取り組まなければならない問題です。
一事業者でなんとかできる問題ではないですが、ファーモは、生産者や買い手のみなさまといっしょにこの問題を解決していけるプラットフォームを狙っています。

いいね! 0
写真を登録する