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【farmO版・農業お役立ち情報】省力化の時代 -種苗編-

坂ノ途中のスタッフ・杉山の農業お役立ち情報4回目。
どこにいっても「人手不足」という嘆きを耳にしますが、
農業もいまや「圃場での仕事の回し方」が重要な問題となっています。
今回は、そんな省力化についてのお話です。
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農業でもさまざまな工程で省力化が進んでいます。
かつては9cmポットで育苗。
それがトレー定植になり、もっと進んで、育苗ではなく直播に。

省力化は生産工程だけでなく、節間が短い品種や単為結果品種を選ぶことでも省力化につながります。
たとえばカボチャ。
これまでは栽培中、ツル直しや15節くらいまでの余計な側枝の除去に手間がかかりましたが、
最近の「ジェジェJ」や「おいとけ栗たん」といった品種は節間が短く、低段の側枝も出にくいため
側枝整理の労力がだいぶ減り、昔とくらべるとずいぶんと楽になりました!
着果位置は、今までの品種とあまり変わりなく、12~15節ですが、
節間がとても短いため、ほとんどが株元から40~60cmのところに着果します。
(おまけに反あたりの収量も増えるのが嬉しいところ。これまでは1本仕立てで栽培したら、株間60cm、条間3.0~3.5m、反あたりの定植本数は500~600本程度。それが、条間が2.0m前後でOKなので、反当たり800~1,000株の定植ができます)

もう一つの省力化の代表は、単為結果品種。
とくにトマトやナスでの商品化が進んでいます。
一般的にはトマトの受粉において良い仕事をしてくれるマルハナバチですが、
活動適温が15〜30℃の範囲であるため、飼育管理が難しかったり
法律上、ハウス施設へのネット展張が義務づけられていたり、とデメリットもあります。
そこで、受粉を必要としない単為結果品種であればそういった作業もせずに済むので、
ぐんと、省力化できるわけです。
(ただ、ミニトマトなどは着果負担が大きくなったり、
花房の先端に超小玉が着果してしまったりと、管理面でコツもいります。
単為結果品種メリットを享受するには、品種のクセを掴み、対応しなければならないので勉強は必要です)

今後、少子高齢化の進行の早い地域では、人・労働力の不足はますます深刻な問題となっていきます。
いかに効率的に営農を継続できるか。
このことが、農業の規模に関わらず、鍵を握るポイントだと思います。

【farmO版・農業お役立ち情報】省力化の時代 -種苗編-
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